高校受験

埼玉県 高校授業料の無償化について【公立・私立】

 

高校の無償化って全部タダになるのですか?

 

埼玉県で塾講師をしています。受験生や保護者の方へ入試情報を提供していきます。

 

2010年に始まった高校授業料無償化ですが、2020年から公立高校だけでなく私立高校もかなりの支援を受けることができるようになりました。支給額は公立高校の場合年間118,800円で、この支援金によって授業料をほとんどカバーすることが可能です。 

ただし、支援金を受け取る条件として所得制限が設けられています。2020年2月現在は、仮に4人家族(両親・子ども2人)の場合、年収約910万円未満の世帯が対象です。

公立と私立による違いや、所得制限、具体的な金額などわかりづらいこともあるのでわかりやすく説明したいと思います。

 

2020年から大きく変わったこと

2020年4月からは私立高校の支援金について大きな変更がありました。

私立高校に通う生徒の就学支援金の上限額が引き上げられました。年収が約590万円未満の世帯において、親の授業料の実質的な負担額はゼロとなりますつまり「私立高等学校授業料の実質無償化」が実現しました。

では年収約609万円の家庭を目安に、公立高校と私立高校ではそれぞれ何が補助されるかみてみましょう。

(例)公立高校と私立高校の補助対象の違い ※収支により違いあり
費用項目 公立高校 私立高校
入学金 補助なし
(全日制 5,650円)
*父母負担軽減事業補助金
100,000円
授業料 *高等学校等就学支援金
全日制118,800円
*高等学校等就学支援金
全日制118,800円

*父母負担軽減事業補助金
259,200円合計 378,000円
上記以外 教材費、PTA会費、後援会費、修学旅行積立金 など
⇒基本的に補助はなし

 上記の金額には収入によって、支援されない場合や金額に違いがありますが、年収目安910万円までは基本的に補助を受けることができます。さらに年収目安720万円までなら授業料もかなりの補助を受けることができます。

 

公立・私立高校をそれぞれ詳しく見てみましょう!

 

公立高校の補助金について

公立高校・全日課程の授業料と入学金は次の通りです。(平成30年4月1日現在)

入学金 授業料(年間)
5,650円 118,800円

入学料について就学支援金などのサポートはありません

公立高校・全日過程の授業料は118,800円(年額)です。こちらは平成26年4月入学者からは、「高等学校等就学支援金制度」により、国が代わって授業料を負担する支援制度が適用されています。

ポイント

高等学校等就学支援金(国の制度)=  118,800円

この金額は公立高校の年間授業料と同じです。
「公立高校の無償化」と言われるのはこのためです。

 

私立高校の補助金について

私立高校に進学した場合は、次の2つの支援があります。

  • 高等学校等就学支援金(国の制度)
  • 父母負担軽減事業補助金(県の制度)

 

高等学校等就学支援金(国の制度)


公立高校と同様で「授業料」に対して、全日制118,800円(年額)が適応になります。そして2020年4月より支給額の上限が増えました(下記参照)

私立高校に通う生徒の就学支援金の上限額が引き上げられました。年収により制限がありますが、年収が約590万円未満の世帯においては、親の授業料の実質的な負担額はゼロとなります

つまり「私立高等学校授業料の実質無償化」が実現しました。

 

父母負担軽減事業補助金(県の制度)

  • 入学金 100,000円
  • 授業料 259,200円(年収制限あり)

高等学校等就学支援金の(118,800円)と上記授業料の補助金(259,200円)を足すと 、私立高校の年間授業料とほぼ同額(378,000円)となります。

このことから「私立高等学校授業料の実質無償化が実現する」といえます。ただし埼玉県内に住んでいる家庭が東京都や他県の私立高校に進学した場合は利用できません。

 

埼玉県と国の支援金のまとめ

 

申請の仕方

最後に申請方法を見てみましょう。

就学支援金は、学校設置者(都道府県、学校法人等)が生徒本人に代 わって受け取り授業料に充てます。生徒や保護者が直接受け取るもの ではありませんのでご注意ください。

学校から配布される申請書と保護者等の個人番号が記載されている書類(マイナンバーカード、通知カード等の写し)を在籍している学校へ提出します。公立高校も私立高校も高校から案内があります。

 

まとめ

制度が改定されたことにより、進学先の選択肢が増えました。教育にかかる費用は当然これだけではありません。高校生活にかかる費用、大学進学の費用など今後の出費に備え、保護者の方も準備が必要です。

今後は、費用における公立・私立の差がなくなることにより、提供される教育内容や立地によって私立高校と公立高校の競争が激しくなることが予想されます。公立高校においてはすでに人気校と不人気校の2極化が始まっており、すでに複数の高校の統廃合が行われています。

受験に必要な情報をより多くそして幅広く提供できるようにしていきます。

最後までありがとうございました。



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