こんにちは、Yuichiroです。
2021年2月16日、埼玉県教育委員会より2021年度(令和3年度)の埼玉県公立高等学校志願者数が発表されました。
全日制(普通・専門・総合学科)では、入学許可予定者数36,040人に対し志願者数は39,475人でした。全体の倍率は「1.10倍」とほぼ例年どおりでした。(昨年同期1.12倍)
全日制の学科別でみると
- 普通科:1.14倍
- 農業科:0.95倍
- 工業科:0.91倍
- 外国語科:1.20倍
- 理数科:1.93倍
例年通り理数科の人気が目立ちます。
最高倍率は大宮高校(理数科)の2.68倍でした。
それぞれ学科別にみていきます。
全日制 全学科TOP20
昨年度の1、2位が入れ替わりましたが、「大宮」、「市立大宮北」の理数科は例年通りの高倍率となりました。3位以下にも理数科が多く入ってきます。
普通科では「市立浦和」が2年連続のトップ倍率です。「川口市立」は今年度より「学校選択問題」になっているので学力検査での得点にどれくらい影響ができるかが気になります。
10位 久喜工業(情報技術)、11位 市立川越(国際経済)、13位 浦和商業(情報処理)など専門学科がランクインしてきたことも注目です。
普通科 TOP20
市立浦和は2年連続トップです。
公立高校の倍率は隔年現象が起こりやすく、昨年度トップ5に入っていた「浦和西」「蕨」「浦和」「川越」はすべて入れ替わりました。
「大宮」「浦和」「浦和一女」「川越」「川越女子」などの公立難関校が、必ず上位20にランクインしてくることも毎年恒例となってきました。
トップ10で「学力検査問題」を実施するのは「市立川越」のみとなっています。
理数科 全高校ランキング
理数科は募集人数が少ないこともありますが、安定の高倍率です。
理数科をもつすべての高校で「第2志望→普通科」へのスライド合格があるので、各高校の普通科への影響もあります。
「越谷北」以外は「数学と理科」の傾斜配点があるので、数学と理科の難易度も合否に影響がでると思われます。
外国語科 全高校ランキング
春日部女子の普通科の倍率は1.20倍、過去2年は定員割れとやや人気がないですが、外国語科は例年安定して人気があります。越谷南、蕨は「隔年現象」で2022年度入試(令和4年度)では上昇する気配があります。
まとめ
今回は、初出願の2021年2月15、16日で集計してみました。
ここ数年倍率の人気不人気の2極化が見られます。また、高倍率校でも隔年現象で想像以上に倍率が低い学校もあります。
埼玉県公立高等学校入学者選抜は今後、2月18日と19日に志願先変更があり、2月26日に「学力検査」を実施、3月1日に芸術系学科などの実技検査や一部の学校で面接を実施し、3月8日に「入学許可候補者発表」を行います。
2021年度の公立志願者倍率が確定したあともまとめる予定です。
最後までありがとうございました。