高校受験

埼玉県 【私立高校】入試状況(2020年)

 

埼玉県で塾講師をしています。受験生や保護者の方へ情報を提供していきたいと思います。

 

では「埼玉県の私立高校入試状況」について見てみましょう。

 

私立高校への受験状況

埼玉県から2020年1月16日発表された「2020年3月中学校等卒業予定者の進路希望状況調査」では、全日制高校への進学希望者のうち、県内私立高校への進学希望者は「10,713人」でした。全体の18.5%で昨年より1.3%の増加となっています。

就学支援金私立高等学校等父母負担軽減事業補助制度の充実(リンク)や大学入試改革の影響により、私立高校への進学希望者が増加していると考えられます。

浦和学院、浦和実業学園、浦和麗明、大宮開成などのさいたま市の高校では「単願」の出願者数が前年を大きく上回っていました。

埼玉県 GMARCH合格者数

今年、高校生が進学したい大学は「明治大学」が早稲田大学を抑え1位でした。文系の男女別では女子が「立教大学」、男子が「明治大学」となっており、GMARCH(明治、青山学院大、立教大、中央大、法政大)の人気の高さが顕著になっている。

埼玉県内の「GMARCH」への合格状況を見てみましょう。

公立難関高校の大宮、浦和、浦和一女と肩を並べてここ数年難関大学への合格実績を伸ばしているのが「大宮開成」です。2020年度のMARCHへの合格者数は、2019年の全国トップの座は奪われたが、全国で6位の実績を誇ります。今年度(2020年度)は卒業生が昨年の637人から470人と167人減となったことが理由とみられます。

開智・川越東、栄東といった私立高校も公立難関高校の大宮、浦和、浦和一女と対等に実績を出しています。今度の動向に注目しましょう。ちなみに法政大学では大宮開成が、立教大学では浦和第一女子が全国トップとなっています。

 

私立高校受験の展望

進学希望者が増えている一方で、私立高校への「総応募者数」は減少しています。県内私立高校への応募者数は約64,000名で、昨年同期の66,026名よりも約2,000名減少しています。卒業生数は年々1,000人ずつ減少しているので、全体の私立高校への応募者は減少していることになります。

 

なんで人気がでできてるのに受験者は減ってる?

 

私立の応募者が減少している要因

  • 受験生1名あたりの受験校が減少
  • 都内(県外)進学志向の高まり
  • 通信制を選び受験生の増加

 

受験生1名あたりの受験校が減少

 県内では北辰テストの結果をもとに「事前相談」を実施し、受験前に合格をある程度保障する「確約」制度がスタンダードとなっている。そのため必ず合格できる1つの高校のみを受験するので複数の高校を挑戦受験する生徒が減っていると考えられる。

 

「県外」私立高校への進学志向の高まり

 埼玉県内の高校ではなく県外に進学する生徒の割合が年々増えています。そのほとんどは東京都内になりますが、都内へ進学すると県内独自の就学支援金は支給されません。しかし保護者や生徒が求めているのは費用ではなく良質の教育を求めて都内の高校を受験する生徒が増えてると考えることができます。

埼玉県外私立高校への進学者数
年度 人数(卒業生全体に占める割合)
2020年 4,831人(8%)
2019年 4,737人(7%)
2018年 4,701人(7%)

 

「通信制」私立高校を選ぶ受験生の増加

全日制ではなく「通信制」の私立高校を希望し進学する生徒が年々増加しています。

通信制の高校というと、「働きながら」「いじめや不登校」を理由により選択するイメージが強かったですが、現在は「新しい学びの場」としての役割が大きくなっています。現在の社会情勢を考慮すると今後ますます受験生が増えていくことが予想されます。

通信制高校への進学者
年度 県内 県外 合計
2020年 653 1,925 2,578
2019年 607 1,780 2,387
2018年 565 1,530 2,095

 

生徒が増えているのには理由があります

 

通信制のメリット

  • 集団生活の中での人間関係の構築にストレスを感じることがない
  • スポーツや芸術活動などに専念でき、専門のコースも選べる
  • アニメ、イラスト、声優といった専門知識を学べるコースがある
  • 自分のペースに合わせて学習できる。大学レベルの学習も受講できる

 

北辰テストについて

北辰テストは埼玉県内の中学生を対象とした統一テストです。受験するのは埼玉県内の中3になので、埼玉県内での自分の学力位置がわかります。特に7月以降のテストに関しては、県内の9割近くの生徒が受験します。

 

事前相談について

埼玉県では北辰テストの偏差値を基礎として各私立高校が「事前相談」を行います。

事前相談では「保護者と生徒」が各高校の「受験担当の先生」と受験の合否について相談します。北辰テストの結果や1学期の通知表が出そろう9月末~11月を中心に行われます。それぞれの私立高校が基準となる偏差値や内申点、生徒の活動などをもとに受験当日の合否を判定します。基準を満たした生徒は1月末に実施されるテストは受験しますが、現実的には事前相談の内容で合否はわかるしくみになっています。

埼玉県では私立高校を受験するには、北辰テストの結果が大きく影響していきます。そのため受験生は例年7月~12月に実施される北辰テストで結果を出すことが重要になっています。

 

私立高校の選び方

埼玉県では公立高校への進学希望者が多いため私立高校について考える時間が少ないと思います。私の経験では公立高校よりも私立高校のほうが様々な特色があるように感じます。高校を選ぶ時には、私立高校選びもしっかりと行うことが必要です。

 

不合格になったときの気持ちを考える

埼玉県の私立高校は人気が出てきたといえどもまだ「公立高校の滑り止め」となっています。表現を変えれば「私立高校入学者の半分以上は公立高校受験で不合格」になった生徒です。

私立高校の説明会に参加すると、「大学受験への指導が厳しく、大変そうだ」というイメージを抱く生徒や保護者が多いですが、実際に私立高校に進学することになる生徒は「公立高校に不合格」になってから入学することをしっかりと考えてほしいです。

第一志望校に不合格になり悔しい思いをし、涙して入学する高校が「ラクで、楽しい」必要性を私はあまり感じません

高校受験の悔しさをバネに大学受験に向け学習できる環境を見つけておくべきです。

 

まとめ

埼玉県のほとんどの私立高校は10年前と比べ圧倒的に良くなっていると感じます。保護者世代の約20年前と比べたらまったく違う学校になっています。

高校選びは学力や進学実績だけなく、実際に高校に行って学校の雰囲気も見てください。15歳~18歳という貴重な時間を過ごす場所なので一生懸命に考えましょう。

今後も新しい情報を提供できるようにしていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

 





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