英語

中学校英語が苦手な人のための英文法「不定詞・名詞的用法」

 

中学2年生で習う「不定詞・名詞的用法」について学習しましょう

 

(1)不定詞って何?

まず不定詞について確認しましょう。

不定詞=to+動詞の原形

例)to play soccer, to watch TV など

to+動詞の原形...なのでパターンは無数にあります。

不定詞は、「()まった・形がない()・言葉()」っていうくらいなので色々な使い方があります。それが日本人にとっては難しく感じてしまいますね。

 

でもルールはちゃんとあるので安心してください

 

使い方は大きく3つあります

不定詞の3用法

①名詞的用法
②副詞的用法
③形容詞的用法

なんか難しく見えますが、「~的」=「”~っぽく”使える」ということです。
名詞や副詞、形容詞でも使えるということは、文の中でほぼオールマイティに使える便利な表現です。

では不定詞・名詞的用法について具体的にみてみましょう。

 

(2)不定詞・名詞的用法

名詞的用法は名のとおり「to+動詞の原形」が「名詞」として使われるということです。

名詞は大きく3つの使い方があります。

名詞の働き

①主語になる
②補語になる
③目的語になる

 

英語では主語や補語、目的語などは文の中の位置によって決まるので、文の中のどこで使われているかがポイントになります。

 

不定詞・名詞的用法が文の中のどの位置で使われるかを見てみましょう。

 

①主語(S)になる  ※S=Subject

英語は「S(主語)+V(動詞)...」と並びます。

基本的な文の「主語」は1語や2語です。
[ Soccer ] is a lot of fun.(サッカーはとてもおもしろい。)

不定詞を使うと、動詞の意味を含めて使えます。
[ To play soccer ] is a lot of fun.(サッカーをすることは、とてもおもしろい。)

 

文の先頭で「主語」として使っていますね

 

例文(主語になる)

To learn English is important.(英語を学ぶことは重要です。)

To make new friends is not difficult.(友達を作ることは、難しくない。)

1つ目の使い方は、文の先頭で「主語」として不定詞を使うことでした。

では2つ目も同じように文の中での位置が重要です。
では見てみましょう。

 

②補語(C)になる ※C=Complement

補語は、難しく思う人が多いですが、単に「補う語」です。

I am.
これで終わってしまうと???ですよね。

I am happy.や I am a doctor.など、 amの後を補う言葉が「補語(C)」です。

この位置に「不定詞・名詞的用法」を使うことができるということです。

 

例文(補語になる)

My hobby is to play soccer. (私の趣味は、サッカーをすることです。)

My dream is to be a doctor. (彼の夢は、医者になることです。)

 

同じ"To play soccer"でも色々な位置で使えることがわかりますね

 

2つ目の使い方は、be動詞の後にきて「補語」として不定詞を使うことでした。では最後に3つ目も見てみましょう。

 

③目的語(O)になる ※O=Object

目的語は動詞のあとに来ます。
I like [ soccer ].(私は、サッカーが好きです。)

同じようにlikeのあとに不定詞を使うことができます。
I like [ to play soccer ].(私は、サッカーをすることが好きです。)

 

例文(目的語になる)

I like to watch the movie.(私は映画を見ることが好きです。)

My friend wanted to talk with you.(私の友達は、あなたと話したがっていました。)

 

文の最後にくるので、②の「補語になる」と区別が難しいですね...
大丈夫です。ちゃんとルールがあります。

 

不定詞を目的語をとる「動詞」が決まっているのです。③の「目的語になる」では、動詞を覚えれば簡単です。

動詞+to~ Best5

  • like(love) to ~: ~することが好き
  • want(hope) to ~: ~したい
  • begin(start) to ~: ~し始める
  • need to ~: ~する必要がある
  • decide to ~: ~することを決める

 

この動詞を覚えましょう

 

これらの動詞の後には、不定詞・名詞的用法が続きやすいのです。

例文

He needs to speak English . (彼は英語を話す必要があります。)
They decided to buy a new house. (彼らは新しい家を買うことを決めました。)

 

3つ目の使い方は、不定詞があとに続きやすい動詞がポイントでした。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

最後に不定詞・名詞的用法の3つのポイントを確認しましょう。

不定詞・名詞的用法

①主語になる
 To play soccer is a lot of fun. サッカーをすることはとてもおもしろい)

②補語になる
My dream is to be a doctor. (私の夢は医者になることです。)

③目的語になる
My friend wanted to talk with you. (私の友達はあなたと話したがっていました。)

以上のことを確認しながら、たくさんの文章をみてみましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。



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