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【中学校で習う】仮定法過去

こんにちはYuichiroです。

中学校で2021年の指導要領改定より導入された「仮定法過去」について説明します。
まずは「仮定法」について説明しましょう。

 

 

(1)仮定法について

「仮定法」の文を日本語で確認してみましょう。

  1.  たくさんお金を持っていたら、海外旅行するのになぁ
  2.  もし私が鳥だったら、空を飛べるのになぁ

仮定法とは「事実に反すること」を伝える場合に使用する文法事項です。上記の文を仮定法とする場合、それぞれ「(実際には)お金を持っていないけど...」「(実際には)鳥ではないけど...」ということを表しています。

 

実際はちがうけど...がポイントです

 

  仮定法=反事実(事実に反する、実際はちがう)のことを述べる

 

中1もしくは中2で初めて「接続詞」として学習する直説法の「if(もし〜ならば)」と区別することも重要です。このifについては下記「(3)If it is rainy tomorrow...との違い(直説法)」で詳しく説明しています。混乱している人は初めに確認してみてください。

 

(2)仮定法過去

仮定法には「仮定法過去」「仮定法過去完了」「仮定法現在」といろいろな形があります。

仮定法は「反事実(事実に反する、実際はちがう)のことを述べる」場合に使用します。この「事実に反すること」を伝えるがポイントになります。まずは「仮定法過去」がどのような形になるのか確認しましょう。

もう1つのポイントは「動詞の形」です。Ifの中の動詞を「過去形」、それに続く文の動詞の形を「would/could+動詞の原形」にすることによって「仮定法」が成立します。

 

「仮定法過去」基本 ①

If S+V(過去形)〜, S’+would/could V‘
(もし〜なら,S‘V’…なのになぁ)

 

ポイントは「動詞の形」です。

現在のことをのべているのに「過去形」を使います。
現在のことだけど「過去形」で表すことで「反事実」を表しているのです。では具体的な文を見ていきます。動詞の形を「一般動詞」「be動詞」に分けて説明します。

 

「一般動詞」の場合

Ifの中の動詞が「過去形」、続く文の動詞が「would/could+動詞の原形」になっている点に着目してください。動詞の形を変えることで「仮定法」になります。仮定法のポイントは「反事実のこと」を述べる場合に使用するということです。

では見てみましょう!

  •  If I had money, I would buy this car.
    もし私がお金を持っていたら、この車を買うのになぁ。
  • If I lived in Okinawa, I could go to the beach every day.
    もし私が沖縄に住んでいたら、毎日海に行けるのになぁ。
  • If I had a car, I would see you soon.
    もし私が車を持っていたら、私はすぐにあなたに会いに行くのになぁ。
  • If I knew him, I would speak to him.
    もし私が彼のことを知っていれば,彼に声をかけるのに。
  • If I didn't have a lot of homework, I could help you.
    もし宿題がたくさんなかったら、あなたを手伝うことができるのになぁ。

上記の5つはすべて「仮定法過去」の文です。

Ifの中の動詞が「過去形」、もう1つの文の動詞が「would/could+動詞の原形」になっていますね。繰り返しになりますが、表しているのは「現在のこと」「事実に反すること」です。

 

「be動詞」の場合

be動詞の文も基本的に同じです。Ifの中の動詞が「過去形」、続く文の動詞が「would/could+動詞の原形」になっています。

重要なポイントは、be動詞は主語に関係なく基本的に「were」を使うことです。

 

  • If I were a bird, I could fly in the air.
    もし私が鳥なら、空を飛べるのになぁ。
  • If he were kind, I would like him.
    もし彼がやさしかったら、私は彼のことが好きなのになぁ。
  • If I were you, I would help her.
    もし私があなただったら,彼女を手伝うのになあ。
  • If it were sunny now, we could play baseball.
    もし今晴れていたら野球ができるのになあ。
  • If she were here, I would enjoy talking with her.
    もし彼女がここにいたら,私は彼女と話すのを楽しむことができるでしょう。

 

be動詞が「were」になることで日本人でも「?」って感じますね。相手にこのように感じさせることで、「現実に反したことを述べてるよ!」ということを表現しています。口語英語では「was」を使うこともあります。

 

(3)If it is rainy tomorrow...との違い(直説法)

中学校では、接続詞の学習をするときに「when、because」とならんで「if」を学習します。
その「ifの文」と「仮定法過去」の文では何が違うのでしょうか。

こちらの文を見てください。

If it is sunny tomorrow, I will go to the park.
明日晴れていたら、私は公園に行きます。

この文は仮定法ではなく「直説法」と言われます。現実のことや現実に起こる可能性のあることを接的に明するのでこのように呼ばれています。授業ではこの言葉は習わないですね...

仮定法ではないと理解できれば問題ないです。
そして動詞が「現在形」であることにも着目しましょう。

 

  • 直説法=接的に明する(事実に反しない、もしくは事実か不明)
  • 仮定法=反事実を述べる(事実に反すること、実際はちがう場合)

 

直説法の文である ”If it is sunny tomorrow, I'll go to the park.” の文では「明日が晴れるのか晴れないのか」わかりません。現実的に起こる可能性があることを述べています。

 

もう1つ直説法の文を見てみましょう。

If he is kind, I will like him.
もし彼がやさしかったら、私は彼を好きになるだろう。

動詞が「現在形」であることから直説法であることがわかりますが、和訳は「もし彼がやさしかったら…」と仮定法と同じになります。しかし、直説法の文では「彼がやさしいか、やさしくないか」はわからないのです。

 

では同様な語句を使用した「仮定法過去」の文と比較しましょう。

If he were kind, I would like him.
もし彼がやさしかったら、私は彼のことが好きなのになぁ。
実際は、彼はやさしくない...)

まずは動詞に着目してください。「動詞に過去形、would/could+動詞の原形」を使っているので、仮定法過去の文だということがわかります。仮定法なので「事実に反すること」を述べています。

この文では「実際は彼がやさしくない」ということがわかります。

 

(4) I wish...

仮定法はIfを使った文だけではありません。
もう1つ見てみましょう。

「仮定法過去」基本②

I  wish  S+V(過去形)〜.
S V だったらなぁ(と思う)

ここでも、wish に続く文の中は「過去形」を使用します。Ifのときと同様にbe動詞は「were」を使用します。いくつか例文を見てみましょう。

  • I wish our house had a pool.
    (私達の家にプールがあればいいのに。)
    →実際にはプールはない...
  • I wish I could speak English.
    (英語が話せたらなぁ。)
    →実際には英語は話せない...
  • I wish he were here.
    (彼がここにいればなぁ)
    →実際には彼はここにいない...

ポイントになるのは、現在のことを話しているけど動詞は「過去形」だということです。そして「反事実のこと」を述べているということです。

 

(5)まとめ

最後までありがとうございました。

今回は「仮定法過去」について説明しました。今までは高校で学習していた内容なので、難しく感じてしまう人も多いと思いますが、ポイントを押さえれば難しくありません。

ポイント

  • 事実に反することを述べるのが仮定法
  • 動詞を「過去形」「would/could+V」を使用する

中高生の学習として、また大人で英語を学習している人、もしくは英語を教えている人の参考になるといいなぁと思います。いつか日本でも英語を使うことが「普通」になることを期待し、実現したいです!

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