LIFE 塾の仕事

塾の講師を正社員として働きたい...その前に知っておくこと!!

 

これから塾の講師として正社員として働きたいけど、どんな仕事なの?

 

塾講師として30年勤務した経験をもとに実情を伝えます。

 

これから塾講師(小・中学生対象)になろうと思っている人は参考にしてください。

 

1.塾講師になるには

 

内容

(1)採用条件
(2)どんな仕事?
(3)やってみる価値ある?

 

(1)採用条件

塾の先生になるにはどうしたらいいんだろう?

基本的には大卒なら問題ないです!

ほとんどの塾の採用資格をみてもわかります。学歴はほぼ関係ありません。
教職免許も必要としてない塾が多いのではないでしょうか。

英検などの検定についても特に指定条件はないところがほとんどですが、
中学生の中に「準2級や2級」を取得している生徒はいるので、取得して
いなくても最低限、そのレベルの知識はあったほうがいいと思います。

講師に大切なのは「学力」「指導力」「人間力」です。

 

(2)どんな仕事?

生徒の学力を向上させる仕事です。

学校と違い学習塾は「会社」なので、生徒数を増やしていくことも重要な仕事です。

そのために生徒や保護者からの信頼を得て、世間の評判を得ることが重要になってきます。
信頼を得るためには生徒、保護者とのコミュニケーションが大切になってきます。

 

(3)やってみる価値はある?

塾の講師を仕事として続けていけるかな?

私は自分自身の講師人生を振り返ってみて、とても満足しています。

塾講師という仕事は、人によって向き不向きもありますが、まず興味があれば「塾講師」がどんな仕事か知ってみるといいと思います。

次から具体的な塾の仕事をみてみましょう。

目次に戻る▶▶

 

2.年間の主な流れ

 

 

内容

(1)授業
(2)定期テスト
(3)講習会
(4)保護者説明会・面談
(5)高校入試

 

(1)授業

塾講師のメインの仕事となるのは「授業」です。
授業をするうえで重要となることは次の3要素です。

「わかりやすく」説明するにはしっかりと予習しておくことがポイントです。問題を解くことだけが予習ではありません。授業全体を考えるのが予習です。

予習のポイント

  • 問題を解く
  • 生徒に理解させるポイントを絞る
  • どの問題を解説し、演習させるか
  • 授業の導入はどうするか
  • 授業内容から派生できる雑談
  • 宿題はどこにするか
  • 次回の授業はどこからはじめるか

「おもしろい」というのは、生徒に興味をひかせるというこです。教えている内容から派生させてもいいですし、生徒に発問していくことで、授業にテンポをつけることもできます。ときには雑談で笑いをとるのもありだと思います。

そして、どんなにすばらしい授業をしても、生徒が聞いていなければ意味がありません。正しく授業を受けることができる環境が必要です。

 

(2)定期テスト

小・中学校で実施されるテストの結果は、生徒や保護者にとって塾を評価するバロメーターとなります。

小学校 中学校
テスト 単元ごとに確認テスト 定期テスト(中間・期末)
特 徴

・実施回数が多い
・90点以上が普通

・1学期に2回しか行われない
・通知表評価の基準になる

生徒や保護者は定期テストの結果を見て、塾の評価をします。テストの結果や通知表は同時に「講師の成績表」になります。

そのため多くの学習塾では「テスト対策授業」をテスト前に実施します。テスト直前の日曜日が出社になることもあると思いますが、生徒との一体感を得られる貴重な時間でもあります。

 

(3)講習会

生徒たちの長期休暇を利用して実施されるのが講習会です。

1日の授業数も多いのでとても大変なのですが、塾にとっては繁盛期なので、踏ん張りどころだと思います。

講習会を実施するメリットが2つあります。
①生徒の学力向上
②学習塾の収益向上

講習会中は、出社してからほとんどの時間が授業になります。1日に10コマ近くの授業を担当する講師もいます。講習会を乗り切るために、一番重要なことは”授業の準備をすること”です。

初めて塾の講師としての講習会を乗り越えることができれば
一人前の塾講師といえるのではないでしょうか。

 

(4)保護者説明会&面談

通塾している保護者との接点となるイベントが保護者説明会と面談です。
それぞれの内容と意義についてみてみましょう。

 

保護者説明会

入試システムや各学年における問題点、または塾の方針などについて保護者を招き説明を行います。

各学年の説明会テーマ(例)

小学生  : 新指導要領に対応するための英語学習について
中学1年: 夏休み中の家庭学習と過ごし方
中学2年: 中学2年生から始める高校入試への準備
中学3年: 大学進学を見据えた高校

保護者説明会のメリットは、通塾している家庭に対して1回で塾の方針やイベントについての説明をすることができることです。

講師のプレゼン能力が内容や今後の評判に大きく影響もします。

 

面談

保護者と講師で行う2者面談、生徒も交える3者面談があります。

生徒個人の成績状況に応じた塾の対応や、保護者からの要望、進路相談などについて話し合いをします。また、生徒本人とも
面談をして、家庭の意向を本人とも確認します。

面談では、成績だけでなく生徒の様子や言動を伝えることもとても大切です。そのために普段からすべての生徒としっかり
コミュニケーションをとり、生徒の細かいことまで情報として把握していることが大切です。

保護者から塾に対する安心感もってもらうことが重要です。

 

(5)高校入試

塾のゴールとなるのが「入試」です。年間の中でもっとも重要なイベントとなります。

志望校については面談などで本人と家庭の意向を確認します。

よく「受験は情報戦」と言われます。講師は受験に関する情報をより多くもっていることが求められます。

講師に必要な入試情報

  • 各高校のレベル(偏差値、合格基準)
  • 私立、公立などの受験パターン
  • 各高校の場所や特徴
  • 卒業後の進路 など

初めはなかなか覚えるのが難しいですが、ベテランの先生に教わりながら学んでいきましょう。

受験情報に精通していると生徒や保護者からの信頼感も違います。

まずは入試専用のファイルを作成し、受験に必要な情報をたくさん集めていきましょう。エクセルやアクセスなどで整理するとすぐに活用できます。重要なのは授業同様に事前に準備しておくことです。

目次に戻る▶▶

 

3.塾講師の仕事

 

内容

(1)1日の流れ
(2)生徒対応
(3)保護者対応
(4)社内外のつきあい
(5)収入について

 

(1)1日の流れ

塾の講師はどんな1日を過ごしているのだろう?

仕事の開始時間は午後からなので起床はのんびりですね。

早起きをして午前中を有効に活用することができるので、活動範囲は広がると思います。朝、サーフィンをしてからのんびりシャワーを浴び、優雅に昼食→出社も可能です。

授業準備の時間を必ず作ったほうがいいと思います。中には軽い予習で授業に入ってしまう講師がいますが、初めのうちは絶対に授業準備に時間をかけるべきです。

 

(2)生徒対応

塾の講師という仕事が楽しくなるもっとも大切なポイントは、生徒とのコミュニケーションです。簡単そうで難しいです。

大切なことは「近づきすぎず、遠すぎず」です。

私が一番難しいと感じたことが「注意すること」でした。初めは生徒と「仲良くすること」ばかりを考えてしまい、注意するタイミングを逃してしまうことがよくあります。

生徒との距離を考えられる講師は、うまくいくと思います。

 

(3)保護者対応

保護者対応は一般的な言葉遣いと応対ができれば問題ありません。しかし、注意してほしいのは生徒の影には必ず保護者がいるということを絶対に忘れてはいけません。

保護者対応で大切なのは、授業を保護者に認めてもらうことです。

実際に保護者の方が授業を見る機会は少ないので、塾から帰ってきた子供が保護者に「楽しかった!」「わかりやすかった!」と言える授業を常に意識しましょう。そのために予習しましょう!

生徒からの信頼は、保護者の信頼につながります。

 

(4)社内外のつきあい

普段は生徒と保護者がメインですが、会社ですので社会人としてのつきあいも必要になります。ここでは社会人としてのつきあいをみてみます。

 

社内の人とのつきあい

ある程度規模が大きい塾の場合は、各地域の「校舎や教室」に出社します。一般的な会社と違い、職場に多くの職員がいないことのほうが多いです。

それだけに各校舎の「限定された職員」との関係はある程度は働き方に影響を及ぼします。

当然いい環境ならば問題ないですが、やはり自分とは合わない職員もいるのが世の中です。しかし私の経験上、校舎職員との人間関係は気にしすぎないほうがいいと思います。

授業中は会わないですし、なにより大人とうまくいかない講師のほとんどは生徒から嫌われています。

勤務終了が遅いので「飲みに行く」こともほぼないです。

しかし休日などを利用して、広いコミュニティーをもっている職員も多くいるので安心してください!

 

社外の人とのつきあい

塾講師の場合、社外の人との交流は非常に少ないです。

たとえば...
・私立高校の先生
・教材会社の担当者
・社外イベントの担当者
・たまに来る保険セールス など

私は他の塾講師と知り合いになっていたことが、お互いに情報を交換していく上でとても役にたちました。

私の周りの人は社内や社外というこだわりはほとんどなく、フットサルやマラソン、バンド活動、旅行、ツーリングなど、仕事とは関係ない自分のコミュニティーを作っていました。

昔は会社に属することが基本でしたが、これからの時代は会社にこだわらず、自分のコミュニティーを自ら構築するのは当然のことですね。

 

(5)収入について

正社員として働く上で関心があるのは当然「収入」ですよね。

全体的に塾講師の収入は「やや少ない」ほうだと思います。

当然、会社や経験によって変わると思いますが、私が知る限り上場企業の会社員などと比べると少ないと思います(繰り返しました...)

しかし、塾講師も実力主義なので実績をだせば稼ぎが増えるのはすべての会社と同じです。

 

目次に戻る▶▶

 

4.最後に

いかがだったでしょうか?塾講師という仕事がみえましたか?

私自身は30年近く塾講師を続けてきて満足しています。
プロフィールに塾講師の経緯を記載したのでよかったら読んでください。

塾講師をしている人の中には、色々な人がします。
・プロの塾講師を目指している人
・教員を目指している人
・資格試験の勉強中の方
・なんとなく...

ちなみに私は「なんとなく...」でした。

教育という仕事は「お金」では評価できないと思います。

きれいごとに聞こえると思います...私も20年前はそう思ってました。
しかし、教育という仕事は本気でそう思えるようになる仕事です。

塾講師は、子どもたちの未来を変えることができる夢のある仕事です!

目次に戻る▶▶

google広告

-LIFE, 塾の仕事

PAGE TOP